２ちゃん 書き込み逮捕を詳しく

ブログ炎上 逮捕

2008年12月26日、自宅のパソコンからお笑いタレント スマイリーキクチさん(37)のブログに、「殺してやる」と書き込みをした川崎市の派遣社員の女(29)を、警視庁中野署が2009年2月6日脅迫容疑で書類送検した。
「ほかの人の書き込みを信用していた。許せなかった。内容を信じたことを反省している」と供述している。
スマイリーキクチさんのブログには、2008年1~4月、「人殺しが何で芸人やるんだ」「死ね、犯人のくせに」「てめえは何をしたと思ってるんだ」など、少年4人が殺人罪などで実刑判決を受けた東京都足立区の女子高生コンクリート詰め殺人事件(89年)にキクチさんが関与したと決めつけ、事実無根の数百件の中傷が書き込まれており、この捜査の過程で川崎の女の脅迫行為が浮上した。

中傷は、キクチさんがブログを開設した直後の昨年1月から始まった。キクチさんの所属事務所の太田プロダクションのホームページにも以前から同様の書き込みがあったため、「事件とは無関係」などと告知していたが、こちらも中傷の書き込みが続いたため、キクチさんが8月、「芸能活動に支障が生じた」として被害を届け出し警視庁が捜査していた。

警視庁はさらに、ブログの接続記録から、数十人の関与を解析し、このうち複数回にわたり悪質な書き込みをした北海道から大分県にわたる19人を立件。自宅や職場のパソコンなどを捜索してパソコンや携帯電話のデータを押収し、高槻市の国立大職員の男(45)や千葉県松戸市の男(35)、札幌市の女子高校生(17)ら17~45歳の男女18人を、書類送検する。
また、これとは別にネットカフェから書き込みを行った複数の人物がいたことがわかっている。

警視庁の事情聴取を受けている18人は、「ネット掲示板の書き込み内容を参考に、軽い気持ちでブログに投稿した」「殺人犯だと思い込んでしまった」などと供述している。
「2ちゃんねる」などで約10年前から「キクチは過去に起きた刑事事件の犯人である」「その事件の犯人と知り合いである」「事件にかかわっていた」「事件のことをお笑いのネタにした」「被害者の名誉を傷つける発言をした」などキクチさんを中傷する書き込み続いており、18人は昨年1月以降、これらの書き込み内容を参考にしていたという。

キクチさんを中傷する書き込みが今でもネットの一部続いているため、警視庁はネット犯罪の専門捜査員を投入し、18人以外や掲示板への書き込みについても、キクチさんの名誉を傷つけるものかどうか、さらに操作を進めている。

ネットでは、所属事務所がキクチさんを「足立区出身の元不良」と売り出したといわれているが、
所属事務所では「『足立区出身の元不良』という売り出し方は一切したことがない」とコメントしている。

キクチさんは実名を明かした上で、事務所を通じて「これらは全くの事実無根です。私自身の生命の危機を感じる、殺害予告とも受け取れる内容にまでエスカレートしてしまいました。これまで公式ホームページやブログでも、否定してきました。しかし、悪意のある書き込みはなくなりませんでした」「生活、仕事に影響があるだけでなく、家族らに不安な思いをさせると考え、被害届を出した。今後このような事件が起きないことを願っています」とのコメントを出した。

さらに6人捕まる

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